SUUNTO MC-2

ぱんいち

2011年08月13日 18:28

今日は、久しぶりのISS観測と意気込んでいたら、残念ながら東京は薄曇り・・・20:15には晴れてくれるといいなぁ。
当時は、キャンプというか山登り用として購入しましたが、最近はISSの出現方角や仰角を確認するためにしか使っていないので、星空散歩TOOLという分類で。

久しぶりのISS観測の準備としてキャンプ道具から取り出したのは、このSUUNTO MC-2。2004年頃、かみさんがカナダに住んでいたので「SUNNTOのMC-2ってやつ買って、送って!」とお願いしたフィールドコンパスです。コンパスにしては、ちょぃ高めですがいろんな機能がそろっているので、送ってもらいました。蓋が閉められるようになっているのですが、蓋を閉めるとかなり分厚く1.5cmはありそうです。

蓋をあけると、一般的なコンパスの形。向かって左辺にmm単位の定規、右辺にinch単位の定規、中の方には1/2500地図や1/5000地図を使った時の実距離等が刻まれていて、国土地理院の地図を使うときにも便利です。目標を精度良く指すための照準や、仰角(傾斜角)が判る黒い針がついていて、ISSの通過仰角を想定するのにとても便利です。ベゼルや照準等いろいろなところに夜光塗料が使われていますが、それでもちょっと光量の不足する時があるので、私はミラーに夜光シールを貼っています。

裏側のベゼルリングの下に、マイナスのネジ穴がついていて、ストラップに付属のドライバで真北と磁北の偏差(磁気偏角)を調整します。私がよく行くキャンプ場は西偏7.2度ですので、おおよそその角度に合わせています。
この写真だと黒い針の傾斜計が良くわかりますね。

購入して既に7年経っていますが、出番が少ないこともあってか中に気泡が入ることもなく、油漏れをすることもなく、必要な時にしっかりと活躍してくれている頼もしいコンパスです。
が、このMC-2には失敗談がありまして・・・私はちゃんと「グローバルニードルのMC-2を買ってきてね」とお願いしたのですが、かみさんが送ってきたのはカナダローカルのMC-2。カナダは磁北に近いので、磁針の南側を重めに作っています。。。これを日本で使うと・・・針の南側のお尻が重くって傾いてしまうのですね・・・惜しいっ!

コンパスではあともうひとつ、老舗SILVAの安めのコンパスがあります。これは、天体観測道具箱の中に常駐していて、望遠鏡のセットアップの時に活躍してくれています。あまりにもストラップが汚れていたので、洗ってからの撮影です。


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