キャンプと星空と・・ときどき猫

ちょっと遅くなってしまいましたが、今週末の星のならびを簡単に・・・西日本は天気がいいみたいですね＾＾
右の星図は5月15日、21時の栃木近辺の空の様子です。私の説明範囲では、東北・関東近県であればそれほど大きく変わることは無いと思います。

【月】この週末は、三日月前の月齢2ですので、ほぼ太陽に近く、太陽と一緒に西の空に沈んでしまいますので、残念ながら見ることは難しいです。日曜日の夕方であれば、三日月が太陽の沈んだあとの西の空に輝いています。
【金星】星図の21時の時点では、既に沈んでしまっていますが、日が沈んだあとの19時頃に一番星として西北西の空に見えます。双眼鏡でも点像にしか見えません。
【地球】足元をみてください・・・
【火星】21時であれば西の高度40度ぐらい（頭の上が90度ですから約半分の高度ですね）の場所に肉眼でも赤っぽく見えています。双眼鏡でも点像でしか見えません。
【木星】この時期は太陽に近くて見えません。
【土星】21時では南南西の高度50度ぐらいに薄黄色っぽく光っている明るい星が土星です。双眼鏡でも点像にしか見えませんが、望遠鏡では、独特の輪を持った姿を見せてくれます。土星の軸の傾きによって15年に一度輪が見えなくなります（昨年がそうでした）今望遠鏡で見ると、串団子の様に見えます。　^^;　これから数年は年々輪が開いていくのを見ることができます。

【星座をさがそう（初級：北斗七星）】
今回は、北に向かってかなり高い位置（仰角70度ですから首が痛くなるぐらい^^;）に北斗七星がいます。柄杓（ひしゃく）の形をしている7つの星です。21時でしたら左図のように見えるはずです。星図を参考に探してみてください。がんばって！北斗七星は、星座ではなく、星座の一部です。星座名は「おおぐま座」、北斗七星は熊の胴体の一部と尻尾を担当しています。始めて見る方は、想像よりもかなり大きく見えると思います。

今の時期は、春の大曲線・春の大三角・うしかい座のアルクトゥールス・おとめ座のスピカなど肉眼で楽しめ、双眼鏡があればカニ座のプレセペ星団（M44）などが楽しめる時期ですが、今回はこれぐらいで。

できるだけ週末に近い時は星図とおススメ天体を紹介していきたいと思います。（といっても毎週だと大きく変わるのは月と金星ぐらいで、そのうち隔週になるかもしれません）

※星図は株式会社アストロアーツのステラナビゲータを使用しております