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2011年07月31日

流星電波観測

昨年秋頃から始めた流れ星の観測(HRO:Hamband Radio Observation)です。
※本記述は判り易くするために微妙に正確さに欠ける記述にしていることをあらかじめご了承願います。

流星電波観測流れ星は、宇宙空間を漂っている砂粒程度のチリが地球に飛び込んで来る時に起る現象で、もっぱら上空約100kmあたりで発生します。流れ星が流れるとその周辺の大気が一瞬電離状態を起こし、普段宇宙空間に放出されてしまう地上からの様々な電波が流れ星の発生した場所で反射し、地上に戻ってきます。この反射された電波を受信して、流星の出現を観測するのが『流星電波観測』です。この観測方法でしたら、日中でも、また曇天の日でも、観測しづらい満月の日でも詳細に流星の出現を確認することができます。チョキかなり一般的では無い観測方法ですが。。。汗

図解も入った詳しい解説は、「流星電波観測国際プロジェクト」のページがとても参考になります。

流星電波観測流星が発生したらどのように判るかというと、PCの画面上に印が付きます。そして、スピーカーから「ぷーん♪」という音が聞こえるのです。大きな電離状態が発生した場合は「ぽぉーーーーーーーん♪」と数秒間~十数秒音が流れ続けます。左がPC上に現れた流星の痕跡です。横軸が10分、縦軸は音声の周波数で表現されます。860kHzあたりに見える印が流星の発生した場所です。

24時間365日観測され、状況をインターネットで公開されているページもありますが、私はキャンプ場でも楽しみたいのでゲリラ的な観測に止まっています。キャンプ場では、星空ガイドの時に、「ぽぉーーん♪」という音声だけがスピーカから流れる様にアナログのグラフィックイコライザを通して、800kHzあたりを抽出して聞くようにしています。

今の時期「みずがめ座δ(デルタ)」「やぎ座」「ペルセウス座」「はくちょう座κ(カッパ)」流星群が目白押し。特に8/12,13に極大日を迎える「ペルセウス座流星群」は楽しみです。
流星電波観測

流星電波観測

流星電波観測


この手法だけでなく、いろいろな種類の流星電波観測が行われています。興味をもたれる方は少ないと思われますが、判りやすい資料は、日本アマチュア無線連盟の技術研究所が出している資料がとても判りやすいです。






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