キャンプと星空と・・ときどき猫

ちょっと早めですが、今週末の星のならびを簡単に・・・
8月に入って星のならびはすっかり夏、夜遅くには秋の星座も上がってきます。
右の星図は2011年8月6日、21時の栃木近辺の空の様子です。私の説明範囲では、東北・関東近県であればそれほど大きく変わることは無いと思います。

【国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）】
日本では良い時間帯にISSを見ることはできないようです。

【月】
この週末は、月齢が7。上弦の月。
暗くなり始めた20時頃は月を楽しんで、余力があればちょっと夜更かし。24時頃、月が完全に沈んで空が暗くなると頭上に広がる夏の大三角を楽しむことができます。光害のないところであれば24時頃には南西から頭上を通過して北東に亘って天の川も見ることができそうです。
24時まで頑張れれば、ペガスス座など秋の星座もじっくり見ることができてお得です。　＾－＾v

【金星】×
金星は太陽に近く、見ることができません。

【火星】△
明け方3時ぐらいであれば、東北東のふたご座の足元に見ることはできますが、高度が低く（15度ぐらい)お勧めできません。

【木星】〇
翌2時から3時ぐらいであれば、南東の高度50度ぐらいに見ることができます。さすがに起きてないですよね・・・

【土星】〇
20時であれば西南西方向、おとめ座スピカの右（西）10度に見えます（高度は20度ぐらい）。上弦の月があるので、スピカの青白い光と土星の黄色っぽい光の違いはちょっと判りにくいかもしれません。すぐに沈んでしまうのでお見逃しなく。

【ペルセウス流星群】〇
7月20日ごろから約1ヶ月間、ペルセウス流星群（流れ星）を見ることができます。みずがめ座δ（デルタ）流星群や、やぎ座α（アルファ）もこの時期出現します。ペルセウス流星群は、今年の極大日が8月13日ですので満月に近いため空が明るく、あまり期待できませんが前後十数日の期間中は極大日ほどではありませんが、観測することができます。のんびり地面に寝そべって好きな音楽を聴きながら流れ星を待つのも良いと思います。ただし、虫さされには気をつけて、それからくれぐれもそのまま寝込んで風邪をひかないように。

【その他】
星空散歩にお勧めの時間は24時（日曜日の0時）以降です。空の暗い場所で、双眼鏡をお持ちであれば、是非24時過ぎに南南西の方向（天の川の一番濃い部分）を見てください。空の条件さえ良ければ沢山の星がひしめきあっている不思議な空間を見ることができます。

24時の早見図も右にUPします。久しぶりの週末晴れ予想ですので、私も楽しみにしています♪　

来週末(8/13,14)は、ほぼ満月で星が見えにくい時期です。是非今週末に星空散歩を楽しまれることをお勧めします。晴れればいいですねっ！

※星図は株式会社アストロアーツのステラナビゲータを使用しています