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2011年08月28日

日本百景ならぬ月百景?

「月の地形ウォッチングガイド」のTIPS記事に面白いものが載っていました。

~チャック・ウッドの「月の地形100選」~
という記事で、惑星地質学の研究者チャック・ウッドさんが作ったものです。魅力的なのは100箇所の地形(Lunar100)を淡々と紹介しているのではなく、100選の1つ目は「月を見る」という非常に簡単なものから始まっていて、最後はアマチュアでも天候に恵まれて望遠鏡を使えばなんとか確認できるものという風に難易度が上がっていくこと。それから、これら100選を紹介している解説を読み解いて行けば、月の知識が深まっていくことらしいです。

Sky & Telescope誌のURLから100選全ての解説を見ることができます。

この企画の魅力的なことは、先に書いたとおり「簡単なものから始まっていて、少しずつ詳細な月の観望が自然にできるように企画されていること」と、「月はいつもあるわけではなく、また観望する箇所に応じて適切な観望時期があることから、簡単に達成できるものではないこと」と思います。後半では、月の秤動(月の首振り運動)タイミングも加味しなければ観望できないものもあるので、一層難易度が高くなります。

今年の中秋の名月は9月12日、月見団子やススキの穂と一緒に双眼鏡や望遠鏡を持ち出して100選とまでは行かないけれど10選ぐらいまで挑戦してみようかなぁ~。って、満月なら02番は無理・・・

日本百景ならぬ月百景?ちなみに10選は・・・
※右上の図はLunar100に対応した地名ではありません

 01.月を見る!
   ぼんやり見るだけでOK。
 02.地球照を見る
   これは、双眼鏡ぐらいは必要かも。三日月あたりが狙い目。
 03.月の暗いところ(海)と明るいところを認識する
   02.よりも簡単ですね。肉眼でウサギの形が認識できればOK?
 04.アペニン山脈を見る
   ここから具体的な地名が出てきたけど、クレータじゃなくって山脈ですか・・・?!
   月面で一番判りやすい山脈らしいです。平坦な場所(海)からの標高は6000m!全長600km、上弦の月あたりが見頃。
 05.コペルニクスを見る
   これは有名なクレーター。じっくり望遠鏡でも見たいですね。月齢10あたりが良さそう。直径97km。約20億年前の隕石衝突でできたそうです。
 06.ティコを見る
   これも有名なクレーター。満月の時の中心から周りに放射線状に広がる光条の広がりが素晴らしい。直径85km。
 07.アルタイ急斜面を見る
   アルタイの崖、長さ480km。崖の高さは1km! 月齢19あたりがいいそうです。
 08.テオフィロス近辺のクレータ群を見る
   ティオフォロス(直径124km)、キリルス(直径98km)、カタリナ(直径100km)。それぞれできた年代が違うので、ティオフォロスはクレータの形がはっきりしているけど、他の2つは古いので形がぼんやり。クレーターの作られた年代を見比べるには良い対象なのだと思います。
 09.クラヴィウスを見る
   南側に位置する大きなクレータ(直径225km)で、四国がすっぽり入る大きさ。月齢9あたりがいいらしい。
 10.危機の海を見る
   一番東側(向かって右)にある丸い海。んーこれなら04,07,08,09に比べて簡単に見れそうなんだけど、、、


※星図は株式会社アストロアーツのステラナビゲータを使用しました







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