キャンプと星空と・・ときどき猫

初級編その1で、是非用意したいものとして「星座早見盤」を挙げましたが、それについてちょっと書いてみたいと思います。

久しぶりにフリーでダウンロードできるものを見てみたら、イロイロあるある！変わったものもあって、結構楽しめました。

オーソドックスなものとして２つ
　★星ナビ.comの星座早見盤。厚めの段ボールのような台紙が必要で、作る
　　 のに少し手間がかかりますが、デザインが良くおとなしい雰囲気の早見盤
　　 です。しっかりしていますし、事前に家で作って行く楽しみもありますので、
　　 お勧めの早見盤です。
　★西はりま天文台の星座早見盤制作キット。厚めの紙に印刷しておけば切
　　 って重ねるだけの簡単な早見盤です。色彩のコントラストが強めですの
　　 で、夜は星ナビ.comのものよりも視認性が良いです。カラー印刷だけ
　　 して、持っていけば現地で小型ナイフで簡単に作れるのでお手軽という
　　 意味でお勧めです。

続いてちょっと変わったものとして
　★星座マスターズの手作り星座早見缶。空き缶に張り付けるタイプの早見
　　 缶です。これは昔から見たことがありましたが、観測地の経度・緯度を
　　 入力すれば誤差の少ない星図をダウンロードできるので、緯度経度補正
　　 が必要なくとても便利です。が、、、缶に張り付いている星座を天空に展
　　 開されている本物と対比するのが意外と難しく、普通の星座早見盤に慣
　　 れてからの方が楽しめると思います。

最後に、私の知らなかったもので
　★(夢)上野光学研究所の「星座早見笠」とんがり星（ぼーし）。これはなかな
　　 か笑えました。とんがり星の良さを説明するパワーポイント資料には星座
　　 早見盤の長所・短所が明確に書かれていますが、この説明も要領を得て
　　 いてとても判りやすい。
　　 短所は、特定の時間の±1時間程度でないと誤差が大きくなってしまうこ
　　 とでしょうか・・？　でも、通常ならば21時・23時ぐらいの2つを用意してお
　　 けばOKで、日にちや時間の設定も全く必要なく、笠のように頭の上に掲
　　 げるだけでその時間の星を表してくれます。星の動きを
　　 感覚的にとらえることはできませんが、ある意味割り切った作りに脱帽
　　 です。あ、、笠なので脱いではいけませんね。

空の星の動きの不思議を理解するためには、オーソドックスな２つを強く
お勧めしますが、「キャンプに行くときにちょっと星の場所が判ればいい」
のであれば、とんがり星（ぼーし）が、南北の星の歪が少なく、方向感覚
も頭の上にかざせばそのままですので、小学生の低学年でも扱える良い
ものだと思います。思い切って子供がかぶれるぐらいの大きさの大きい
ものを作っても楽しそうですね～♪

さて、ぱんいち家が使っている星座早見盤ですが、使用頻度が高いことからプラスティック製の製品版を使っています。三省堂から出ている日本天文学会編の「新星座早見」とう星座早見盤です。このようなものは多分ご覧になったことがあるかもしれませんが、上の盤の時間と下の盤の月日を合わせることによって、その日時の星空を盤面に表示してくれます。

たとえば、今日5月11日の21時（午後9時）星を見る場合は右の図のように合わせます。図は、クリックで大きくなります。かなり盤面が汚いのはご容赦ください。

その時に薄緑色の中に表示された星座や有名な星たちが5月11日の21時に見える星になります（経度・緯度補正についてはここでは触れないでおきます）。

早見盤の方角別の見かたについては、先の各早見盤のダウンロードリンクにそれぞれの使い方がありますので、是非そちらを見ながらいろいろと試してみてください。5月11日の21時に生まれ星座にある「しし座」「おとめ座」が表示されたり、南側に全天で一番大きい「うみへび座」や、あまり聞きなれない「からす座」などがあれば使い方はOKです。判らないことがあれば、お気軽に質問してくださいね。

じゃ、今日はここまで　^^/