キャンプと星空と・・ときどき猫

前に、星空散歩をする時に月が出ていない方が星がたくさん見えるというお話を書きましたが、星空ガイドをした時の、人気NO.1天体はなんといっても月がダントツで一番なのです。

普段から馴染みのある天体だけど、まじめに見る機会はなかなかなくって、双眼鏡や望遠鏡で覗いてみると凄い迫力でその姿を見せてくれる大人気者です。双眼鏡や望遠鏡を覗くという行為が難しい幼稚園～小学校低学年の子供たちでも見やすいことから「全員で楽しめる」というのも人気の理由だと思います。

ちなみに、月に続く人気者はいままでガイドをやらせてもらって感じた順番では・・肉眼で見る「流れ星（意外と初めてみると言う人が多くって驚きます）」、次に望遠鏡で見る「木星」「土星」のような大きな惑星、「二重星（といっても色の対比があるもの）」それから、「強烈に明るい恒星」という感じで、意外に「星雲」「星団」というものはウケが良くありません。星雲・星団でも興味を持ってもらえるお話もありますが、やはり見た目勝負では、お月さまが一番ですね♪

そういったこともあって、星空散歩に月を外すことはできません（その時間に出て入ればの話ですが）。じゃ、月全体が見える満月の時が良いかというと、これもそうではありません。ウーン

満月のときは、太陽からの光が月にまっすぐ当たっていて、地球からクレータなどでできる影が見えず、「のっぺりとした形」に見えてしまうからです。できれば少し欠けた状態の月で、欠けたあたりを見るとクレータがとても立体的に見えて迫力がでます。満月のときには逆に月明かりを楽しむのがよさそうですね。　＾＾

どの月齢がガイドに都合がいいかも書こうと思いましたが、ちょっと初級からは外れるので、それは別の分類項目「星空ガイドのTips」に書こうと思います。

※星図は株式会社アストロアーツのステラナビゲータを使用しております
※イラストはイラストわんパグさんのフリー素材を使わせていただいています